産後の生理不順は私だけ?!
出産後、子宮はもとの状態を目指して徐々に収縮していきますが、子宮が回復状態に戻るには時間がかかります。
平均して半年以上してから回復する人が多いのですが、産後数ヶ月で回復する人や1年以上かかった人もいます。
いずれも「プロラクチン」と呼ばれるホルモンが大きくかかわっており、授乳中はこのホルモンが分泌されているために排卵を抑制したり、生理が来るのを遅らせます。
産後の生理はホルモンバランスが正常になった証拠
生理はその合図だと言えます。
ただし、排卵に関しては基礎体温がもっともバロメーターとして正確なので、生理が来ないから妊娠しないと決めつけたりせず注意が必要です。
むしろ心配なのは判断のつけにくい生理不順です。
では、どういった場合の生理不順には気を付けたほうがいいのでしょうか。
こんな出血には注意!
悪露(おろ)が終わった後の“生理らしき症状”に注意しましょう。
これは悪露か、不正出血なのか、生理なのか区別がつかない場合が多いからです。
鮮血がこれまで経験した生理よりも日数が長い場合は「不正出血」の可能性があるため、産後あまり期間が開いていない場合は産院を受診するほうがいいでしょう。
次に、出産後一年以上経っており、かつ授乳が終わってから3ヶ月以上経っている場合です。
この時期に、プロラクチンによる抑制がかかってないにもかかわらず生理不順になるということは、子宮の回復が思わしくない可能性がありますから、同じく相談・受診するほうがいいでしょう。
お産を経験すると、体質が変わります。
人によって影響の大きさは様々ですが、少なからず起きる変化に対応できるようにしたいですね。